ボールの種類について
サッカーボールには、大きく観賞用ボール(レプリカボール)、練習用ボール、試合用ボールと種類があります。
また、大きさにも種類があります。
具体的に説明していきます。
まずは下の写真を見て下さい。チャンピオンリーグなどで使用されるボール、FINALEです。
左が観賞用ボール(レプリカ)、右が試合用ボールです。
違いが分かるでしょうか?
分からないと思います。この写真の見た目では判断はつかないからです。ただ、それぞれの価格は、
と大きく異なります。当然値段が高い方が、試合用ボールになります。
この場合、同じFINALEという種類のボールなので値段が高い方が試合用ボールと簡単に分かりますね。また、商品リンクにも公式試合球との表示があります。
ただ、通販のように簡単に価格比較や正確な商品紹介を見られる場合ばかりではありませんね。また、安くても買える試合球はないのかという疑問もあると思います。例えば、実際のお店でボールを選ぶときにどこに注意したら良いのでしょうか?
ボールの表面を見て下さい。もし、下の画像のようなプリントがボール表面にされていれば、試合用ボールです。
下の写真のように表面にこのロゴが入っています。
詳しくは、別記事ボールの検定についてで詳しく述べていますが、このロゴがあればまず試合用ボールと言って良いでしょう。
試合用ボールとレプリカボールの違いは分かりました。では、もう一つの練習用ボールはどのように判断したら良いのでしょうか。
良いボールほど高い空気圧での使用に対応しています。これは、素材の違いについてで述べていますが、チューブの材質が良いボールでは良く伸びるためです。
対応している空気圧は、
観賞用ボール<<<練習用ボール<<試合用ボール
と言えます。
具体的には、空気穴の表示を見て、
0.3〜0.5barであれば、観賞用ボール(レプリカ)、0.5〜0.7barであれば、練習用ボール、0.7〜1.1barであれば、試合用ボール
と分類できます。
次に分かりやすい大きさについてさっと説明します。
ボールの大きさの規格について
ボールについては、FIFAの規則で球形、皮革または他の適切な材質でできており、外周は、70p(28 インチ)以下・68p(27インチ)以上で、重さは、試合開始時に450g(16オンス)以下、410g(14オンス)以上で空気圧は、海面の高さの気圧で、0.6?1.1気圧(600 - 1100g /cm2 :8.5 - 5.6ポンド/平方インチ)であることと決められています。
この基準に合致するのが5号球となります。
諸元 | 対象・目的 | 例 | |
---|---|---|---|
5号球 |
周囲:68〜70cm |
一般・大学・高校・中学校用 | |
4号球 |
周囲:63.5〜66cm |
小学校高学年用 | |
3号球 |
周囲:58〜60cm |
幼稚園児〜小学校低学年 | |
2号球 | 直径:約15cm | サインボールやマスコットボール、またリフティング錬習用ボール | |
1号球 | 直径:約13cm | サインボールやマスコットボール、またリフティング錬習用ボール |